制作方法・技法 | |
作品は鋳込み成型で、顔料を加えた色泥漿を石膏型に注ぎ込む際、数色の色泥漿を1回1回鋳込みと排泥を繰り返す事によって色層が生じ、削り取る深さの違いで色が現れます。 | |
色層からうまれる凹凸の装飾と磁土の透光性が加わる事で、植物の持つ透明感に似た繊細な雰囲気を作品から感じてほしいと思い制作しています。 | |
このような方法で制作しようとしたきっかけは、幼い頃から咲く前の花の中身が知りたくてつぼみをめくりとってみた衝動や咲く前の期待、散ってしまった後の喪失感など、作品に表現できないかと思ったのがきっかけです。 | |